明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
首都圏に緊急事態宣言が再発令されます。政府や知事は、飲食店の時短営業や、不要不急の外出の自粛、その他様々な要請をすることになります。
昨年の緊急事態宣言のとき、「自粛警察」といわれる「人」というべきか「行為」というべきか、いずれにしても世間をにぎわせました。貼紙をしたり、場合によっては暴力事件や器物損壊事件等もあったと聞いています。
芸能人の不倫報道に対する世間の過剰なバッシングがあったり、テレビ番組内での個人に対する過剰な中傷により自殺者をだしたりしたこともありました。
昨年のことではありませんが、弁護士に対する大量懲戒請求事件というものもありました。
これらすべてに共通するのは、「正しい自分が、匿名で、自分を隠して他人を攻撃する」ということです。
インターネットやSNSの発達で、だれでも気軽に自分の意見を述べ、表現することができるようになりました。日本という国では、政府の施策批判をしても、法律の不備や社会の問題点を指摘しても、これが権利侵害や名誉棄損にならない限り、自由が保証されています。
しかし、人間は他人の意見に感化されたり反発したりして、特に自分の正体がばれていなければ、日常生活では絶対に起こさないような言動をしてしまい、それが上記の自粛警察その他の行為につながっているのではないか、と思います。
自分は隠れて姿を見せないようにしたうえで、一方的に他人を批判する(場合によっては暴力をふるう)、という行為は、冷静になっていれば、きっと多くの方が卑怯な行為であると考えるのではないか、と私は思います。
インターネットやSNSは、全世界につながっています。隣近所の仲間内だけのものではありません。
他人の意見に感化や反発していませんか?
飲酒等で気が大きくなっていませんか?
投稿する際に、一息入れてちょっと冷静になってみてください。
場合によっては次の標的になるのは、あなたかもしれません。(司)
2021年01月06日
ネット投稿について考える
posted by NBP at 10:11| 日記