2020年02月23日

住宅ローンで、不動産投資?

 先日、都内在住のサラリーマンの方から不動産相談を受けました。相談内容は、投資用にマンションを購入したのですが、購入する際、金融機関から住宅ローンで融資を受けてしまった、ということでした。
 つまり、自分で居住するわけではなく、投資用として第3者に賃貸するつもりで購入したのですから、住宅ローンで借りることはできないはずです。
 しかし、住宅ローンで金融機関から借りてしまった、一体どうしたらいいでしょうか?という相談です。
居住用ではなく、投資用マンションに住宅ローンで貸し付けたことを金融機関が知ったら、一括返済か借り換えを求められることが考えられます。
 相談者の方に、どうして住宅ローンで借りたのですかと聞いたら、不動産業者に言われるままに手続きをすすめて、購入後よく考えたら投資用不動産に住宅ローンでお金を借りていることに気づいたそうです。
 しかも売買金額の満額を借りているので、不動産投資用ローンとして借り換えると金利が今の金利より2%ぐらい上がってしまって、家賃収入だけでは返済できない可能性があるとのことです。そして、自己資金もありませんので、一括返済もできません。おそらく、このマンションの購入価格は相場より高かったに違いありません。
 なぜなら、住宅ローンの低金利から2%あがっただけで返済できないのですから、もともと家賃収入と返済額が同じくらいに設定してあったと思います。
 最近本当に問題になっていますね。融資申込者の必要書類等を改ざんして、投資用なのに居住用として住宅ローンで融資を受けるケース。
 「家賃収入と返済額が同じくらいで、20年ぐらい我慢すれば、返済後は家賃収入が入ってきますよ」という不動産業者の謳い文句にのってしまったということですが、それが一番危険です。
 ご相談者の方には、ご自分で住んだらどうでしょうかということをご提案させていただきましたが、月々の返済額全額をご自分の給料だけでは返済できないとのことでした。
 自己破産も考えていますと言うご相談者の方。
 どうしたらいいのか、不安そうな顔でお帰りになりました。
 家賃収入と返済額(元本+利息)がトントンで、自己資金もないのであれば、不動産投資には手を出すべきではないと思います。
 不動産投資はお金さえ借りられれば気軽にできる反面、大きな買い物ですから失敗すると大きな痛手を負います。
 このご相談者の方のように、安易に不動産投資をしてしまった結果、金融機関への返済を家賃収入だけでできず給料から補てんして困っているサラリーマンの方は多いです。傷が深くならないうちに、早めに解決することをお勧めします。(鑑)
posted by NBP at 17:08| 日記