2015年09月17日

労使はパートナー!

ここ1,2年,労働事件が増えているという印象が
あります。
 労働事件の解決手段の一つとして,労働審判とい
う制度があります。
 比較的新しい制度ですが,利用される機会が増え
ているという感想です。
 労働審判は,裁判所で行われる手続です。
 労働審判は,訴訟と調停(話し合い)の中間的な
手続です。
 労働審判は,3回以内に終了することが予定され
ており,簡易迅速な解決を目的と
するものです。
 労働審判の手続では,裁判官と,労働者側委員,
使用者側委員の3名が当事者の主張を聞き,意見を
述べます。
 労働者側が早期の金銭解決を目的に申し立てるこ
とが一般です。
 雇用者側は,限られた時間で事実関係と証拠を整
理し,答弁をする必要があります。
 労働審判で和解が成立しない場合には,労働審判
がなされ,別に訴訟を申し立てなくても労働審判手
続が訴訟手続に移行します。
 労働審判は,雇用者側の代理人として関与するこ
とが殆どですが,雇用者側にはなかなか厳しい手続
だと感じています。
 労働審判は,争点が単純で金銭解決を求める場合
には,労働者側には手続負担が比較的軽く,他方,
大半の事件が3回以内の和解で解決するという使い
勝手のよい制度です。
 今まではうやむやに終わっていた案件についても,
労働者から,労働審判が申し立てられ,雇用者側は,
応訴の負担と,事案に応じては解決金の支払いが必
要になることがあります。
 私は,労使は対立当事者ではなく,協働すべき
パートナーであって,大きな付加価値が生じれば,
労使の双方が利益を享受できると考えています。
 労働審判制度が活用されないことを願っています。
 労働審判の代理人としての私の仕事は減りますが。。。
posted by NBP at 11:24| 日記